動摩擦力(1)
摩擦力は物体が動き始めたらなくなるものではなく、物体が動いている間も存在しています。その摩擦力を動摩擦力と呼んでいます。
動摩擦力は
\[\large{f'=\mu'N}\]
で与えられ、最大摩擦力と似ていますが、比例定数である動摩擦係数が\(\mu'\)と最大摩擦力と異なるため似て非なるものとなります。また、感覚的に物体が動き始めてからのほうが動かしやすいというのもあって、静止摩擦係数の方が動摩擦係数よりも大きくなります。つまり、
\[\large{\mu_0 > \mu'_0}\]
となるので、
\[\large{f > f'}\]
と最大摩擦力の方が大きくなります。
なお、動摩擦力は最大摩擦力と違い、どんなに力を加えていっても一定です。グラフにすると以下の通りとなります。

