鉛直投げ上げ運動(2)
(1)小球が最高点まで到達する時間\(t\)を求めよ。
(2)小球の最高点\(h\)を求めよ。
(1)\(v=v_0-gt\)、最高点では\(v=0\)となることから \[\large{\begin{align} 0&= v_0-gt \\ \therefore & t=\underline{\frac{v_0}{g}}\end{align}}\] (2)\(h=v_0t-\dfrac{1}{2}gt^2\)の\(t\)に(1)の結果を代入します。 \[\large{\begin{align} h &=v_0\cdot\frac{v_0}{g}-\frac{1}{2}g\cdot\left(\frac{v_0}{g}\right)^2 \\ &= \frac{v_0^2}{g}-\frac{v_0^2}{2g} \\ &= \underline{\frac{v_0^2}{2g}}\end{align}}\]
問2.高さ\(y=0\)から小球を初速度\(v_0\)で鉛直上向きに投げ上げ、最高点まで到達後、元の高さ\(y=0\)まで落ちてくるときの時間\(t\)を求めよ。
\(y=v_0t-\dfrac{1}{2}gt^2\)より\(y=0\)を代入すると
\[\large{\begin{align}
0 &= v_0t-\frac{1}{2}gt^2 \\
t & (v_0-\frac{1}{2}gt) = 0 \\
\therefore & t=0,\frac{2v_0}{g}\end{align}}\]
ここで、\(t=0\)は投げ上げたときの時間を示します。よって、投げ上げてから戻ってくるまでの時間は\(\large{\underline{\dfrac{2v_0}{g}}}\)。
この結果は、問1(1)を2倍したものとなっていますが偶然ではありません。
位置に関する公式\(y=v_0t-\dfrac{1}{2}gt^2\)を\(t\)に関する2次方程式と考えれば、2次方程式は軸に関して対称なので投げ上げてから最高点まで到達する時間と、最高点から投げ上げた地点まで戻ってくる時間は等しくなります。このことを運動の対称性と呼んでいます。
