力と運動(4)
問2.物体Aと物体Bが軽い滑車の両端に軽い糸でつながれていて静止するように手で押さえている。物体Aの質量を\(m\)、物体Bの質量を\(M\)として、\(m < M\)とする。両物体を押さえていた手を離すと両物体は運動した。このときの物体Aと物体Bにかかる加速度および張力Tを求めよ。ただし、重力加速度は\(g\)とする。

例によって、物体Aおよび物体Bにはたらく力を図示していきます。

それぞれには重力および、糸からの張力がかかります。張力\(T\)は作用・反作用の法則により物体A・Bに同じ大きさがはたらきます。
ここから物体AとBに対して運動方程式を立てます。それにはまず、それぞれの物体に対して座標を設定してあげる必要があります。
問題文より\(m < M\)とあることから手を離すと物体Aは上へ、物体Bは下に運動するはずです。そのため、物体Aは上向きを正、物体Bは下向きを正とします。

よって、それぞれの運動方程式は以下のようになります。
\[\large{\begin{align}
ma=T-mg & \qquad\cdots\text{物体A} \\
Ma=Mg-T & \qquad\cdots\text{物体B}\end{align}}\]
両式を足して\(T\)を消去すると、
\[\large{(m+M)a=(M-m)g}\]
より、
\[\large{\underline{a=\frac{M-m}{M+m}g}}\]
また、これを代入して、
\[\large{\begin{align}
\frac{M-m}{M+m}mg &= T-mg \\
T &= \frac{M-m}{M+m}mg+mg \\
&= \frac{M-m}{M+m}mg+\frac{M+m}{M+m}mg \\
&= \frac{Mmg+Mmg}{M+m} \\
&= \underline{\frac{2Mm}{M+m}g}\end{align}}\]
