保存力と力学的エネルギーの保存(3)
以下の図のように、あらい水平面上のA地点からB地点まで小球を転がします。

A地点からB地点までの小球の転がし方は何種類もありますが、直線的に転がすのと湾曲して転がすものの2種類を考えます。このとき、動摩擦力のする仕事は直線上の経路よりも湾曲した経路の方が転がす距離が長い分大きくなります。このように、物体を移動させるときの経路によって力のする仕事が異なる場合、その力は保存力ではありません。この例の場合、動摩擦力は保存力とは言えません。
その他には、空気の抵抗力なども保存力ではありません。このような保存力ではない力を非保存力といい、非保存力ではその力による位置エネルギーを定めることができません。
非保存力が仕事をする場合、非保存力がする仕事の分だけ力学的エネルギーが変化することになります。
